シンプルな空間のイメージってどうでしょうか?まずは物が散乱していない整然としている様子を思い浮かべるのではないでしょうか。必要なものが必要な量だけ出ているような空間ですね。
どんな家でも家族が生活に必要な物、普段は使わないけど保管するものはたくさんあります。たとえば、ひな人形やクリスマスツリー、ネジを締めるときに必要なプラスドライバー、夏に活躍する扇風機、冬に使うストーブ、旅行のお供のスーツケースなど、様々なものの収納が必要です。
特に床面積が小さい住宅では収納力が必要と考えます。空間を広く有効に使うために収納面積をしっかり確保することが大切なのです。同じ部屋の面積でも収納面積が少ないと、実際には物であふれかえってしまっているなんてことになりかねません。平面での計画はもちろん、床面積が限られる場合は、床面積に算入されない床下収納や小屋裏収納も最大限に活用します。