私たちが心を込めてつくってきたCOHACOの狭小住宅たち
計画地の旗竿地は廻りを建物に囲まれている為、「太陽光」を取り込み辛い特徴があります。そこで近隣の高さと視線を考慮し、ハイサイドの開口部を採用。何にも邪魔されない光がリビングの奥まで照らし、空の移り変わりを楽しみながらくつろげる空間となりました。
また視覚的な温もりとして、部分的にRの壁やアーチを採用し、建物に柔らか味を付加しています。アーチは階層的な間仕切りとしても機能し、狭さを感じさせない広がりを演出。その対比として、内部空間とのメリハリを強調させる為に建物はより直角を意識しています。建物に一歩足を踏み入れると、母胎にいるかのような安心感と温もりを感じられる住宅が完成しました。
「R」
計画地域:東京都世田谷区Location : Setagaya,Tokyo,Japan
主要用途:一戸建ての住宅Principal use : Residence
主要構造:木造Structure : Wooden
敷地面積:71.09㎡Site area
延床面積:70.87㎡Total floor area
撮影:小林勇蔵Photographer:Yuzo Kobayashi