世田谷区「１１８°」

「道路から２メートル高い地盤」、「変形した土地形状」という、一見デメリットのような土地の特徴をメリットに転換した住宅が完成しました。まず「道路から２メートル高い地盤」は、自動的に１階の部屋が通りを歩く人との視線より高くなることに直結します。通常の地盤高さでは１階空間は消極的な開口部が増えてくるが、この土地では防犯的な側面を弱めることなく１階の室内空間の開放性を高めることが可能となりました。そして「変形した土地形状」から最大限の居住スペースを確保すべく、敷地のカタチをそのまま建物平面形状に採用しています。この土地ならではの、この土地にしか生まれないカタチをした豊かな住まいとなりました。