私たちが心を込めてつくってきたCOHACOの狭小住宅たち
名古屋市の閑静な住宅地にある敷地面積19坪の狭小敷地での計画です。細長い計画地に対してどのようにして内部に光を取り入れるか、そして車を利用した生活を想定している為、限られた接道長さから、道路からの車の動線と通行の為の動線、これらを構造を含めどのように解消するかが課題となりました。まず建物全体の形状としては敷地の手前と奥との両側から真ん中へ向かって屋根が下がっていく計画としました。両翼を持ったバタフライ状の谷のようなイメージとすることで、谷の真ん中にバルコニーを設け、その空間に光を集積させて取り込み家全体へと享受できるように考えています。道路側の片翼では、2方からのキャンティレバーとして部分的に無柱空間をつくり狭い敷地の中で各々の動線を確保することを可能としています。敷地中央へ向かうバタフライ状の谷とすることで光を集めて、その光を家全体で受け取った、広がりを感じながら明るく暮らせる住宅が完成しました。
VoCL
計画地域:愛知県名古屋市Location : Nagoya,Aichi,Japan
主要用途:一戸建ての住宅Principal use : Residence
主要構造:木造Structure : Wooden
敷地面積:62.97㎡Site area
延床面積:77.55㎡Total floor area
撮影:車田保Photographer:Tamotsu Kurumada